Copilot PCとは?Copilot+ PCの要件・機能・料金・始め方を解説

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Copilot PCとは?Copilot+ PCの要件・機能・料金・始め方を解説

「copilot pc」で検索すると、Copilot+ PC、Copilotキー付きPC、Copilotアプリなど似た言葉が混在していて、どれを指すのか迷いやすいはずです。この記事では、Copilot PCの正体、Copilot+ PCとの違い、必要なスペック、主な機能、料金、始め方、向いている人、注意点までを1本で整理します。買う前の確認にも、すでに持っているPCの確認にも使えます。

Copilot PCとは?まず用語を整理する

「Copilot PC」は文脈によって指すものが違う

「Copilot PC」という名称は、Microsoftが正式な製品カテゴリとして使っている言葉ではありません。実際には、次の3つのどれかを指していることが多いです。

呼ばれ方 実際に指すもの 特徴
Copilot+ PC Microsoftが定義する新しいカテゴリのWindows 11 PC 高性能なNPUを搭載し、PC内部でAI処理を行う機能が使える
Copilotキー搭載PC キーボードにCopilot専用キーがあるPC Copilot+ PCとは限らない。キーを押すとCopilotが起動する
Copilotが使えるPC Windows 11が動く一般的なPC Copilotアプリを使うだけなら、多くのPCで可能

このうち、一般に「Copilot PC」と呼ばれて話題になるのはCopilot+ PCです。この記事でもCopilot+ PCを中心に解説し、必要に応じて他の意味との違いを補足します。

※NPUとは: Neural Processing Unitの略で、AI処理に特化したプロセッサーです。CPUやGPUとは別に搭載され、画像認識や音声処理のようなAI計算を少ない消費電力で実行できます。

Microsoft Copilotとは

Microsoft Copilotは、Microsoftが提供するAIアシスタントの総称です。チャット形式で質問や文章作成、要約、画像生成、調べ物などを依頼でき、Windows、Edge、Microsoft 365など複数の製品に組み込まれています。ブラウザからはCopilotの公式ページで利用できます。

Copilotには、実は性質の違うものが複数あります。名前が似ているため混同されやすいので、整理しておきます。

名称 概要 主な対象
Microsoft Copilot(アプリ・Web) 一般向けのAIチャットアシスタント 個人全般
Microsoft 365 Copilot Word、Excel、Outlook、Teamsなどに組み込まれる業務向けAI 法人・組織
GitHub Copilot コード補完やコーディング支援のAI 開発者
Copilot+ PC AI機能をPC上で動かすためのハードウェア基準 PCを購入・利用する人

Microsoft 365側の新しい動きについては、Copilot Coworkとは?Microsoft 365での使い方・機能・料金・始め方・注意点を初心者向けに解説の記事で詳しく解説しています。また、ターミナルで使うGitHub Copilot CLIはMicrosoft Copilotとは別物で、Copilot CLIとは?機能・料金・始め方を初心者向けに徹底解説で違いを整理しています。「copilot pc」で探している方の多くはこれらではなく、Windows PCに関するCopilotの話を知りたいはずなので、以降はPC本体の話に戻ります。

Copilot+ PCの考え方

従来のAI機能は、多くがクラウド上のサーバーで処理されていました。Copilot+ PCは、一定以上の性能を持つNPUを搭載することで、画像生成、字幕の翻訳、画面内容の検索といった一部の処理をPC本体で行えるようにしたカテゴリです。

端末内で処理するメリットとして、Microsoftは主に次の点を挙げています。

  • 応答が速くなりやすい(通信の往復が減る)
  • 一部の機能はオフラインでも動かせる
  • 個人データを外部に送らずに処理できる範囲が広がる
  • NPUが処理するため、バッテリー消費を抑えやすい

ただし、すべてのCopilot機能がPC内で動くわけではありません。チャットでの回答生成などは、Copilot+ PCでもクラウド側で処理される部分が多くあります。この点は後ほど「注意点」で改めて触れます。

Copilot+ PCの要件と選び方

満たすべき主な条件

Copilot+ PCと名乗るには、Microsoftが定めるハードウェア要件を満たす必要があります。公式の案内で示されている主な条件は次のとおりです(最新の要件はMicrosoft公式のCopilot+ PCのページで確認してください)。

項目 目安
OS Windows 11
NPU 毎秒40兆回(40TOPS)以上の演算性能
メモリ 16GB以上
ストレージ 256GB以上

※TOPSとは: Trillion Operations Per Secondの略で、1秒間に実行できる演算回数を兆単位で表したAI性能の指標です。40TOPSは、1秒間に40兆回の演算ができるNPUという意味になります。

NPUに関する技術的な位置づけは、Microsoft Learnの「NPUデバイス」に関するドキュメントでも解説されています。開発者向けの内容も含みますが、Copilot+ PCの要件を原典で確かめたい場合に役立ちます。

対応するプロセッサーの系統

Copilot+ PCに使われるプロセッサーは、主に次の系統です。具体的な型番や世代は更新されるため、購入前に各メーカーの最新情報を確認してください。

  • Qualcomm Snapdragon Xシリーズ(Arm系)
  • Intel Core Ultraの対応世代(例: 200Vシリーズ)
  • AMD Ryzen AIの対応シリーズ(例: Ryzen AI 300シリーズ)

注意したいのは、NPUを搭載していても40TOPSに届かないPCは、Copilot+ PCには該当しない点です。「AI PC」と宣伝されている製品の中にも、Copilot+ PCの要件を満たさないものがあります。

購入前のチェックポイント

PCを選ぶときは、次の順で確認すると失敗しにくくなります。

  1. 製品ページに「Copilot+ PC」と明記されているか
  2. NPUの性能が40TOPS以上と記載されているか
  3. メモリが16GB以上か(長く使うなら増設できない機種では特に重要)
  4. ストレージが256GB以上か(Recallなどは保存領域も使う)
  5. 使いたいアプリがArm版Windowsで動くか(Snapdragon搭載機の場合)

※Arm版Windowsとは: IntelやAMDのx86系とは異なるArm系プロセッサー向けのWindowsです。多くのアプリはエミュレーション機能で動きますが、一部の周辺機器ドライバーや専門ソフトは非対応のことがあります。業務で使う場合は事前確認が欠かせません。

Copilotキーとの関係

近年のWindows PCには、キーボードにCopilotキーが付いた機種があります。Copilotキーを押すとCopilotが起動する仕組みですが、これはキーボードの仕様です。Copilotキーが付いていてもCopilot+ PCとは限らず、逆にCopilot+ PCでもキー配列は機種によって異なります。キーの有無でカテゴリを判断しないようにしてください。

Copilot PCの主な機能

ここでは、Copilot+ PCの代表的な機能と、Copilotアプリの機能に分けて紹介します。提供開始の時期や対応地域・対応言語は段階的に広がっているため、お使いの環境で使えるかは公式情報で確認してください。

1. Recall(リコール)

Recallは、PC上で行った作業を定期的にスナップショットとして保存し、後から検索して見返せる機能です。「先週見ていた青いグラフが載っていたページ」のように、記憶に頼った曖昧な言葉で探せます。

※スナップショットとは: その時点の画面を撮影したような記録のことです。Recallはこれを一定間隔で保存し、画像内の文字や内容を解析して検索できる状態にします。

具体的な使い方の例は次のとおりです。

  • 以前見たレシピサイトを、サイト名を忘れていても「ブロッコリーのオーブン焼き」で探す
  • 会議中に画面共有されていた資料の一部を、あとで見返す
  • 過去のチャットで見た注文番号を、スナップショットから探す

プライバシーの観点で特に重要なのは、Microsoftが説明している保護の仕組みです。公式の説明では、Recallは利用者が自分で有効にするオプトイン方式で、スナップショットは端末内に暗号化して保存され、利用にはWindows Helloによる認証が必要とされています。除外したいアプリやWebサイトを指定する設定もあります。共有PCや機密情報を扱うPCでは、有効にするかどうかを慎重に判断してください。

2. クリックして実行(Click to Do)

クリックして実行は、画面上のテキストや画像に対して、すぐに使えるアクションを提示する機能です。画面内の文字や画像を選ぶと、内容に応じた操作が表示されます。

  • 外国語のテキストを選んで、要約や翻訳、書き換えを依頼する
  • 画像を選んで、背景の削除や別アプリでの編集を行う
  • 画面内の文章をコピーして、別のアプリへ素早く渡す

ChatGPTのようなチャットを開いて、貼り付けて、指示を書く、という手間を減らす発想の機能です。機能の呼び出し方法やアクションの種類はアップデートで変わるため、Windowsの最新ヘルプを参照してください。

3. Windows Studio Effects(ビデオ会議の補正)

Windows Studio Effectsは、NPUを使ってWebカメラの映像とマイク音声を補正する機能です。TeamsやZoom、Google Meetなど、カメラを使う多くのアプリで効果が反映されます。

効果 内容
背景ぼかし 背景を自動でぼかす
自動フレーミング 動いても顔が中央に収まるよう調整
アイコンタクト 視線が画面を向いていてもカメラ目線に見えるよう補正
音声フォーカス 周囲の雑音を抑え、声を聞き取りやすくする

これらをNPUで処理するため、CPUの負荷を抑えられるのが利点です。在宅勤務やオンライン面談が多い人には実用性の高い機能です。

4. 画像生成・編集(ペイントのCocreator、フォトのスタイル変更など)

Copilot+ PCでは、標準アプリに画像生成や編集のAI機能が加わっています。たとえばペイントでは、簡単なスケッチと文章の指示から画像を作るCocreatorが利用でき、フォトアプリでは画像の雰囲気を変えるスタイル変更機能が提供されています。

プロンプトの例として、次のような指示を入力します(あくまで入力例です)。

夕暮れの海辺を歩く柴犬、水彩画風、やわらかい色合い

生成される画像の品質や、利用できるスタイルは更新によって変わります。商用利用や著作権の扱いについては、Microsoftのサービス規約と生成物に関する案内を確認してください。

5. Copilotアプリ(チャット・音声・画面理解)

Copilot+ PCに限らず、Windows 11ではCopilotアプリでAIアシスタントを利用できます。主にできることは次のとおりです。

  • 文章の作成、要約、言い換え、翻訳
  • 調べ物の質問(Web情報を参照した回答)
  • 画像の生成
  • 音声での対話
  • 画面に表示されている内容を見せて質問する機能(Copilot Vision)

日常業務での依頼例を挙げます。

次の文章を、取引先向けのていねいなメールに書き直してください。
要点は「納期が3営業日遅れる」「お詫び」「新しい納品日は後日連絡」です。
以下の議事録を、決定事項・未決事項・担当者別のタスクに分けて箇条書きにしてください。

プロンプトのコツは、目的、相手、条件、出力形式の4点をできるだけ具体的に書くことです。たとえば「要約して」だけでなく「300文字以内で、専門用語を避けて要約して」と書くと、結果が安定しやすくなります。

Copilot+ PCでなくても使える機能、使えない機能

機能 Copilot+ PC 一般的なWindows 11 PC
Copilotアプリでのチャット 使える 使える
Webブラウザ版Copilot 使える 使える
Recall 対象 対象外
クリックして実行 対象(一部機能はNPUが必要) 一部は対象外
Windows Studio Effects 使える NPU非搭載機では原則使えない
ペイントのCocreatorなど 対象 一部または対象外

対応状況は機能ごとに異なり、更新で変わることがあります。上の表は大まかな目安として、最終判断は公式の情報でお願いします。

Copilot PCの料金プラン

料金は「PC本体」と「サービス」に分けて考える

Copilot PCの費用は、2つに分けて考えると理解しやすくなります。

  1. PC本体の購入費用
  2. Copilotなどのサービスの利用料

Copilot+ PCの機種は、メーカーや構成によって価格が大きく異なります。一般に、要件を満たすためメモリ16GB以上・高性能NPU搭載の中価格帯以上のモデルが中心になります。具体的な価格は各メーカーの公式サイトや販売店で確認してください。

サービス側の料金

サービスの区分は、おおむね次のとおりです。金額や含まれる機能は改定されることがあるため、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

区分 内容 料金
Copilot(無料) Microsoftアカウントでチャット、画像生成などを利用。利用回数や機能に制限あり 無料
個人向け有料プラン Microsoft 365の個人向けプランなどに含まれるAI機能、または上位プラン 公式サイト参照
Microsoft 365 Copilot Word、Excel、Teamsなど業務アプリ内で使う法人向けAI 公式サイト参照

Copilot+ PCの端末内AI機能(RecallやWindows Studio Effectsなど)は、基本的にPC本体の機能として提供されており、追加のサブスクリプションなしで使える機能が中心です。ただし、一部の機能や上位のAI機能がクラウドの有料プランに紐づく場合があるため、使いたい機能ごとに確認してください。

料金・プラン名・含まれる機能は頻繁に見直されています。契約前に、Microsoft Copilotの公式ページやMicrosoft 365 Copilotの公式ページで最新の内容を確認してください。

無料で試す方法

PCを買い替える前に、まずは無料のCopilotで使い心地を確かめるのが現実的です。ブラウザでCopilotを開き、同じような業務を依頼してみてください。応答の質や使い勝手が自分に合うかどうかは、Copilot+ PCを購入する前に確認できます。一方、RecallやWindows Studio Effectsなど端末依存の機能は、実機でなければ試せません。店頭の展示機で確認するのも一案です。

Copilot PCの始め方

手順1: 自分のPCがCopilot+ PCかどうかを確認する

既存のPCを使う場合は、次の手順で確認します。

  1. Windows 11が最新の状態になっているか、「設定」の「Windows Update」で確認する
  2. 「設定」の「システム」にある「バージョン情報」で、プロセッサーとメモリ容量を確認する
  3. Ctrl+Shift+Escキーでタスクマネージャーを開き、「パフォーマンス」にNPUの項目があるか確認する
  4. 購入時の製品ページや箱に「Copilot+ PC」の表記があるか確認する

タスクマネージャーにNPUが表示されなくても、お使いのWindowsのバージョンや機種によって表示が異なる場合があります。判断に迷うときは、メーカーのサポートページで機種名から仕様を調べるのが確実です。

手順2: Copilotアプリを起動してサインインする

  1. スタートメニューから「Copilot」を検索して起動する(Copilotキーがある機種ではキーを押す方法もある)
  2. Microsoftアカウントでサインインする
  3. 画面の案内に従って、プライバシーに関する設定を確認する
  4. 最初は短い質問から試す

最初の試し方の例です。

私は事務職です。毎週月曜に行う売上報告の準備を効率化するために、Copilotで手伝ってもらえることを5つ教えてください。

サインインせずに使える範囲もありますが、履歴の保存や機能の利用範囲はアカウントの有無で変わります。

手順3: Copilot+ PCの機能を確認する

Copilot+ PCをお使いの場合は、次の順に設定を見ていくと安全です。

  1. 「設定」で「Windows Studio Effects」を探し、背景ぼかしなどを必要に応じてオンにする
  2. ビデオ会議アプリで効果が反映されているか、会議前のテスト通話で確認する
  3. 「クリックして実行」の呼び出し方法を、Windowsのヘルプで確認する
  4. Recallを使うかどうかを、プライバシー面を理解した上で決める

手順4: Recallを使う場合の設定

Recallは自分で有効にする機能です。設定画面は更新で変わる可能性がありますが、おおむね「設定」の「プライバシーとセキュリティ」内に、Recallとスナップショットの項目があります。

  1. 「設定」を開き、「プライバシーとセキュリティ」を選ぶ
  2. 「Recallとスナップショット」の項目を探す
  3. 内容を読み、有効にする場合はWindows Helloの設定を済ませる
  4. 保存しないアプリやWebサイトを指定する
  5. 保存期間や使用容量の上限を確認する

Windows Helloが未設定だと利用できない場合があります。仕事用のPCでは、情報システム部門のルールに従ってください。

手順5: 仕事で使う場合のルールを確認する

会社のPCでは、AIへの入力内容に関する社内ルールが定められていることがあります。顧客情報、未公開の財務情報、個人情報などをCopilotに入力してよいかは、組織の方針と契約内容によります。法人向けのCopilotはデータ保護の扱いが個人向けとは異なるので、組織で導入するときは管理者が公式のドキュメントを確認してください。

Copilot PCはどんな人に向いているか

向いている人

ユースケース 向いている理由
オンライン会議が多い人 Windows Studio Effectsで映像と音声を補正でき、CPU負荷も抑えやすい
調べ物や資料確認が多い人 Recallやクリックして実行で、過去の画面や画面内の内容へすばやくアクセスできる
外出先でノートPCを使う人 NPUで処理することで電力効率が高く、バッテリー持ちに期待できる
文章作成や要約を頻繁に行う人 Copilotアプリで下書き、要約、言い換えをすぐ呼び出せる
新しいPCへの買い替えを検討している人 数年先のAI機能の拡張を見越して、要件を満たす機種を選べる

向いていない可能性がある人

次のような場合は、Copilot+ PCを無理に選ぶ必要はありません。

  • 主な用途がメール、Web閲覧、Office文書の閲覧で、AI機能を使う予定がない
  • 使用中の業務ソフトや周辺機器がArm版Windowsに対応していない(Snapdragon搭載機の場合)
  • 機密情報を扱い、画面の保存系機能を使えないルールがある
  • 予算に余裕がなく、今のPCでWebブラウザ版Copilotを使えば十分である

Copilotそのものを使いたいだけなら、今のWindows PCやスマートフォン、ブラウザからでも利用を始められます。端末依存の機能を使いたいかどうかが、買い替えの判断軸になります。

購入判断のフローチャート的な考え方

  1. まず無料のCopilotを試し、AIアシスタントが自分の仕事に役立つか確認する
  2. 次に、Recall、Windows Studio Effects、クリックして実行など、端末依存の機能に魅力があるか考える
  3. 魅力があるなら、40TOPS以上のNPU、16GB以上のメモリを満たす機種を候補にする
  4. 使うアプリ、重さ、バッテリー、価格で最終的に絞る

注意点とよくある誤解

AIの回答は必ず確認する

Copilotを含む生成AIは、もっともらしい誤りを出力することがあります。数値、法律、医療、金融に関わる内容や、社外に出す文書は、必ず一次情報で確認してください。引用元が示される場合は、リンク先を自分の目で確かめる習慣が大切です。

入力する情報に注意する

パスワード、個人情報、顧客の機密情報などをAIに入力する際は、サービスのデータの取り扱いを確認してください。個人向けと法人向けでは条件が異なります。

「AI PC」と「Copilot+ PC」は同じではない

「AI PC」は広い意味で使われるマーケティング用語で、NPUを搭載しているだけで名乗る場合もあります。Copilot+ PCはMicrosoftの要件を満たした機種です。両者を同一視せず、製品ページの記載を確認しましょう。

すべてのAI処理がPC内で動くわけではない

Copilot+ PCでも、チャット回答の生成など多くの処理はクラウドで行われます。「ネットなしですべて使える」「データが一切外に出ない」という意味ではありません。機能ごとに処理場所が異なるため、公式の説明を確認してください。

機能の提供状況は変わる

Copilot+ PCの機能は段階的に提供されており、地域、言語、Windowsのバージョン、機種によって使える時期が異なります。購入時に「あとで追加予定」とされた機能は、いつ使えるようになるか公式情報を確認してください。

GitHub Copilot CLIとの混同

「copilot」と名のつくツールは多数ありますが、ターミナルで動くGitHub Copilot CLIは開発者向けのツールで、Copilot PCとは別の話です。違いが気になる方は、先ほど紹介したCopilot CLIの解説記事をご覧ください。

まとめ

  • 「Copilot PC」は正式な製品名ではなく、多くの場合は、Microsoftが定義するCopilot+ PCを指す。Copilotキー搭載PCや、Copilotアプリが使えるPCとは別の概念
  • Copilot+ PCの主な要件は、Windows 11、40TOPS以上のNPU、16GB以上のメモリ、256GB以上のストレージ。購入前に公式の最新要件を確認する
  • 代表的な機能は、Recall、クリックして実行、Windows Studio Effects、画像生成・編集、Copilotアプリ。提供状況は地域や更新で変わる
  • Copilotのチャットは無料でも試せるので、PCの買い替え前にまずブラウザやアプリで使い心地を確認し、料金や有料プランは公式サイトで最新情報を確認する
  • AIの回答は必ず検証し、機密情報の入力や、Recallのような画面保存機能の利用は、プライバシーと社内ルールを踏まえて判断する

よくある質問

Copilot PCとCopilot+ PCは同じものですか?

「Copilot PC」は正式なカテゴリ名ではなく、一般にはMicrosoftが定義するCopilot+ PCを指して使われます。ただしCopilotキー付きPCやCopilotアプリが使えるだけのPCを指す場合もあるため、製品ページで「Copilot+ PC」の表記を確認してください。

Copilot+ PCになるための要件は何ですか?

公式案内では、Windows 11、毎秒40兆回以上(40TOPS以上)のNPU、16GB以上のメモリ、256GB以上のストレージなどが条件とされています。要件は更新される可能性があるため、購入前にMicrosoft公式サイトで最新情報を確認してください。

今使っているWindows PCでもCopilotは使えますか?

Copilotアプリやブラウザ版のCopilotによるチャット、要約、画像生成などは、Copilot+ PCでなくても多くのWindows 11 PCやブラウザから利用できます。RecallやWindows Studio Effectsなど、NPUが必要な機能は対象機種に限られます。

Copilot+ PCの機能を使うのに月額料金は必要ですか?

RecallやWindows Studio Effectsなどの端末内機能は、基本的にPC本体の機能として提供され、追加の月額料金なしで使えるものが中心です。ただしクラウド側の上位AI機能や法人向けCopilotは有料プランが必要な場合があるため、公式サイトで確認してください。

Recallは危険ではありませんか?

Microsoftの説明では、Recallは利用者が自分で有効にする方式で、スナップショットは端末内に暗号化して保存され、利用にはWindows Helloの認証が必要です。ただし画面内容が記録されるため、共有PCや機密情報を扱う環境では、利用可否を慎重に判断してください。

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