2026年4月7日、AI開発支援ツール「Claude Code」の最新バージョン2.1.94がリリースされました。本アップデートでは、Amazon Bedrockへの対応をはじめ、開発者の作業効率を劇的に向上させるための機能強化と、長年懸念されていたUIの細かなバグ修正が多数含まれています。AIによるコーディング支援がより実用的かつ安定したものへと進化しました。
主要な変更点と機能解説

1. Amazon Bedrock対応とMantleの導入
今回の目玉は、Amazon Bedrockを基盤としたMantleのサポートです。環境変数CLAUDE_CODE_USE_MANTLE=1を設定することで利用可能です。
- 初心者向け説明: Amazon Bedrockとは、AWS上で提供されるAIモデル利用サービスです。企業環境でセキュリティを確保しつつ、最新のAIモデルを安定して利用できます。
- 技術的詳細: Sonnet 3.5 v2の推論プロファイルIDが
us.プレフィックス付きで最適化され、より高速かつ正確な応答が可能になりました。
2. デフォルト努力レベル(Effort Level)の引き上げ
AIが問題解決に費やす「努力レベル」のデフォルトがMediumからHighに変更されました。
- メリット: AIがより深くコードを検討し、複雑なバグ修正やリファクタリングにおいて、より精度の高い提案を行うようになります。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| デフォルト努力レベル | Medium | High |
| 制御コマンド | /effort | /effort |
graph TD
A["ユーザー入力"] --> B["努力レベル判定"]
B --> C["High設定で推論実行"]
C --> D["高品質なコード生成"]
3. プラグイン・UIの改善
開発者のUX(ユーザー体験)を向上させる修正が多数行われました。
- Slack MCP連携: Slack通知ヘッダーがコンパクトになり、クリック可能なチャンネルリンクが追加されました。
- macOSログイン修正: ログインキーチェーンの同期エラーが解消され、
claude doctorコマンドで即座に診断可能になりました。 - 文字化け修正: CJK(中国語・日本語・韓国語)のマルチバイト文字がストリーム処理中に破損する問題が解決されました。
影響と展望
今回のアップデートは、特に企業利用における安定性を大きく高めています。Amazon Bedrockへの対応は、エンタープライズ環境でのClaude Code採用を加速させるでしょう。また、努力レベルのデフォルト引き上げは、AIが「とりあえずの回答」ではなく「最適解」を模索する姿勢を強めており、開発者の生産性向上に直結します。
まとめ
- Amazon Bedrock対応により、エンタープライズ利用がより快適に。
- デフォルトの努力レベルがHighになり、AIの回答精度が向上。
- macOSのログイン問題や文字化けなど、地味ながら重要なバグを徹底修正。
- プラグインのスキル定義が安定化し、開発環境のカスタマイズ性が向上。

