Midjourneyの料金は、月額約10ドルのBasicから約120ドルのMegaまで4段階のサブスクリプション(定額課金)です。プランの違いは、主に「高速生成に使える時間(Fast時間)」「Relaxモードの有無」「同時に処理できるジョブ数」「Stealthモードの可否」の4点に集約されます。この記事では、各プランの価格と違い、無料で使えるのか、どんな人なら元が取れるのか、ChatGPTやAdobe Fireflyなど他ツールとの比較、お得な選び方までを順に整理します。
※料金・仕様は変更されることがあります。本記事の数値は執筆時点で公開されている情報に基づく目安です。契約前に必ずMidjourney公式サイトと公式ドキュメントで最新情報を確認してください。
Midjourneyの料金プラン一覧
Midjourneyの料金は、以下の4つの有料プランが基本です。月払いと年払いが選べ、年払いは月あたりの単価が約2割安くなる設定になっています。
| プラン | 月払い(目安) | 年払い(月換算の目安) | Fast時間(月) | Relaxモード | Stealthモード |
|---|---|---|---|---|---|
| Basic | 約10ドル | 約8ドル | 約3.3時間 | なし | なし |
| Standard | 約30ドル | 約24ドル | 約15時間 | 無制限 | なし |
| Pro | 約60ドル | 約48ドル | 約30時間 | 無制限 | あり |
| Mega | 約120ドル | 約96ドル | 約60時間 | 無制限 | あり |
※ドル建てのため、日本円での支払額は為替レートやカード会社の手数料で変わります。
※Fast時間とは: 高速GPU(画像処理用の計算機)を使って画像を生成できる、月あたりの持ち時間のことです。生成するたびに消費され、使い切ると高速生成はできなくなります(追加購入は可能です)。
※Relaxモードとは: Fast時間を消費せずに画像を生成できるモードです。その代わり、サーバーの混雑状況に応じて待ち時間が長くなります。
※Stealthモードとは: 生成した画像を他のユーザーのギャラリーに公開しない設定です。Pro以上のプランで利用できます。
各プランの主な違い
Basic
最も安いエントリープランです。Fast時間は月に約3.3時間で、枚数に直すと公式の目安では1か月あたり約200回分のジョブ程度とされています。Relaxモードがないため、Fast時間を使い切ると、追加購入をしない限り生成を続けられません。「まず試したい」「月に数十枚だけ作れれば十分」という人向けです。
Standard
多くの個人ユーザーにとって標準的な選択肢です。Fast時間が約15時間あり、さらにRelaxモードが無制限で使えます。Fast時間を使い切ってもRelaxで生成を続けられるため、「枚数の上限を気にしたくない」という人に向いています。ただしRelaxは待ち時間が発生するので、締め切りがある仕事では注意が必要です。
Pro
Fast時間が約30時間に増え、Stealthモードが使えるようになります。同時に処理できるFastジョブ数も増えるため(公式ドキュメントで最新の数を確認してください)、複数案を並行して作るワークフローに向きます。作品を非公開にしたい仕事や、企業案件の下準備で使う人が検討するプランです。
Mega
最上位プランで、Fast時間は約60時間です。大量の生成を高速に回す制作チームや、動画生成など計算量の大きい機能を頻繁に使う人向けです。個人の趣味利用ではオーバースペックになることが多いでしょう。
追加で発生する料金
月の基本料金のほかに、次のような追加コストが発生する場合があります。
- Fast時間の追加購入: Fast時間を使い切ったあと、1時間あたり約4ドルで追加購入できます(公式の料金ページで最新額を確認してください)。
- 動画生成などの高負荷機能: 画像より多くのGPU時間を消費します。モデルや設定によって消費量が変わるため、公式ドキュメントの案内を確認してください。
- 高解像度化・高品質設定: Upscale(拡大)や品質パラメータの設定によって、Fast時間の消費が増えることがあります。
※GPUとは: 画像処理や AI の計算を高速に行うための部品です。画像生成AIはこの計算資源を使うため、利用時間が料金に直結します。
無料版でできること・制限
結論から言うと、現時点でMidjourneyに恒常的な無料プランはありません。過去には期間限定の無料トライアルが提供されたことがありますが、不正利用やサーバー負荷の問題から停止された経緯があり、常時提供されているものではありません。トライアルが再開されているかどうかは時期によって異なるため、公式サイトで確認するのが確実です。
無料の可否や代替ツールについては、Midjourneyは無料で使える?料金プランと無料代替ツールの完全解説で詳しくまとめています。
無料で触れる範囲の現実的な評価
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 恒常的な無料プラン | なし |
| 無料トライアル | 期間限定・不定期(公式で要確認) |
| 画像の閲覧 | Webのギャラリーなどで他ユーザーの作品を閲覧できる場合あり |
| 生成 | 有料プラン契約が前提 |
無料で作品を眺めてプロンプトの傾向を学ぶことはできますが、「自分で生成して仕事や制作に使う」には有料契約が必要です。無料枠の実用性は、生成そのものについてはほぼない、というのが正直な評価です。
無料で画像生成を試したい場合の代替案
どうしても無料で画像生成AIを試したい場合は、以下の選択肢があります。
- 無料枠のあるサービス(Leonardo AIの無料枠など。内容は変更されやすいので公式で確認)
- Stable Diffusionのような、ローカルPCで動かせるオープンソースの画像生成AI(ただし高性能なGPUを持つPCが必要で、セットアップの知識も求められます)
- ChatGPTなどの無料ユーザー向け画像生成機能(回数制限あり。最新の条件は公式で確認)
※Stable Diffusionとは: 公開されている画像生成AIモデルで、自分のPC上で動かせます。利用料は不要ですが、PCの性能と設定の手間が必要です。
有料版の価値:どんな人なら元が取れる?
料金に見合うかどうかは、「月にどれだけ生成するか」「用途が仕事か趣味か」「待ち時間を許容できるか」で決まります。
自分の残りFast時間を確認する方法
DiscordでMidjourneyを使っている場合、次のコマンドでアカウント情報を確認できます。
/info
このコマンドで、契約中のプラン、Fast時間の残り、Relaxの利用状況などを確認できます。Web版を使っている場合は、アカウントページで同様の情報を確認できます。
また、Discord上では生成モードを切り替えるコマンドもあります。
/fast
/relax
/fast はFast時間を消費する高速モード、/relax はFast時間を消費しない待機モードに切り替えます(Relaxは対応プランのみ)。詳細な仕様は公式ドキュメントを参照してください。
プラン別・向いている人の目安
| 利用イメージ | 向いているプラン | 理由 |
|---|---|---|
| まず1か月だけ試す | Basic | 最小コストで品質を確認できる |
| 週に数回、趣味でSNS用画像を作る | Basic〜Standard | 枚数が少なければBasicで足りる |
| 毎日生成する、試行錯誤が多い | Standard | Relaxが無制限で枚数を気にしなくてよい |
| 納期のある業務で並行して作る | Pro | Fast時間と同時ジョブ数が多い |
| 作品を非公開にしたい | Pro以上 | Stealthモードが必要 |
| チームで大量生成・動画も多用 | Mega | Fast時間が最も多い |
元が取れるかを判断する考え方
単純な目安として、外注やストック素材の購入と比べる方法があります。たとえばブログのアイキャッチやSNS用のイラスト素材を月に何点も購入しているなら、月額数十ドルのサブスクで置き換えられる可能性があります。一方、月に数枚しか使わないのであれば、無料または低価格の他ツールのほうが割安なこともあります。
判断のために、次の3つを自分に問いかけてみてください。
- 月に必要な画像は何枚か(試行錯誤の回数込みで)
- 納期があり、待ち時間を許容できないか
- 作品を非公開にする必要があるか
最近のアップデートが料金の価値に与える影響
Midjourneyは頻繁に機能が追加されています。Web版の改善や編集機能の強化など、最近の動向は【Midjourney】編集機能の画質向上とWeb版の大幅改善!韓国語対応やモバイル最適化など最新アップデートまとめで紹介しています。編集機能やマルチ参照などは、使い方によって生成回数(Fast時間の消費)が変わるため、プラン選びにも関係します。ただし、機能ごとの消費量や対応プランは変更される可能性があるため、公式の最新情報を確認してください。
商用利用と料金プランの関係
料金を考えるうえで重要なのが、商用利用のルールです。公式の利用規約では、有料プランの契約者は生成した画像を商用目的で利用できるとされています。ただし、条件があります。
- 年間売上が一定額(公式では100万ドルが基準として案内されています)を超える企業は、ProまたはMegaプランの契約が求められます。
- 契約が切れた時点での権利の扱いなど、細かい条件は規約に定められています。
- 他者の著作物や商標に酷似した画像を生成・利用した場合のリスクは、利用者側の責任になります。
※商用利用とは: 広告、商品パッケージ、販売物、企業サイトなど、利益を得る目的で画像を使うことです。
個人事業主や小規模事業者はBasicやStandardでも商用利用の対象になり得ますが、企業の規模や用途により条件が変わるため、必ず公式の利用規約を確認してください。
他ツールとの料金比較
画像生成AIは複数のサービスが競合しています。以下は主要なサービスの料金体系の特徴です。価格や無料枠は変更されやすいため、あくまで比較の参考にしてください。
| サービス | 料金体系の特徴 | 無料枠 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| Midjourney | 月額約10〜120ドルの4プラン | 恒常的な無料枠なし | 芸術性の高いビジュアル、世界観のある画像 |
| ChatGPT(画像生成機能) | 有料プラン(Plusは月額約20ドル)に含まれる。無料でも回数制限付きで利用できる場合あり | 制限付きであり | 対話しながら画像を調整したい、文字入りの画像 |
| Adobe Firefly | 月額プランやクレジット制。Creative Cloudとの連携あり | 制限付きであり | 商用利用の安全性を重視、Adobe製品との併用 |
| Leonardo AI | 無料枠と有料プラン(トークン制) | あり | 手軽に試したい、ゲーム素材など |
| Stable Diffusion(ローカル) | ソフト自体は無料。PC環境の費用が別途必要 | 無料(自己環境) | カスタマイズや大量生成、細かい制御 |
各社の最新価格は、ChatGPTの料金ページ、Adobe Fireflyの公式ページ、Leonardo AIの料金ページで確認できます。
比較する際の注意点
- 単純な月額だけで比べない: Midjourneyは画像生成に特化した料金、ChatGPTは文章作成などを含めた総合サービスの料金です。画像以外の用途があるなら、ChatGPT側のほうが割安に感じられることもあります。
- 画風の違い: 同じ指示でも、サービスごとに得意な画風や表現が異なります。料金だけでなく、目的の絵柄に合うかが重要です。
- 操作環境の違い: MidjourneyはDiscordとWeb版で利用します。Web版は現在も改善が続いており、機能の対応状況はアップデートで変わります。
Midjourney全体の特徴や始め方は、Midjourneyとは?特徴・料金・始め方からプロンプトの基本まで徹底解説で整理しているので、他ツールと迷っている段階の方はあわせて確認してください。
お得に使うコツ・プラン選びのアドバイス
1. 最初はBasicの月払いで試す
初めての場合は、いきなり年払いにせず、Basicの月払いで使い勝手を確認するのが無難です。年払いは割安ですが、前払いのため途中で合わなかった場合の負担が大きくなります。返金の可否や条件は公式の案内で確認してください。
2. 使い方が固まったら年払いを検討する
月払いと年払いの差額は、月換算で約2割です。たとえばStandardなら、月払い約30ドル、年払い月換算約24ドルです。1年以上続けるつもりなら、年払いのほうが総額は安くなります。
| プラン | 月払いの年間総額(目安) | 年払いの総額(目安) | 差額(目安) |
|---|---|---|---|
| Basic | 約120ドル | 約96ドル | 約24ドル |
| Standard | 約360ドル | 約288ドル | 約72ドル |
| Pro | 約720ドル | 約576ドル | 約144ドル |
| Mega | 約1,440ドル | 約1,152ドル | 約288ドル |
※上記は公開されている月額の目安から計算した概算です。実際の請求額は公式の料金ページで確認してください。
3. Relaxモードを活用してFast時間を節約する
Standard以上では、Relaxモードが無制限で使えます。急ぎでない生成や、構図の試行錯誤は /relax で行い、仕上げのときだけ /fast に切り替えると、Fast時間を効率よく使えます。
プロンプトの例を挙げます(あくまで書き方の例です)。
/imagine prompt: a cozy small cafe at dusk, warm lighting, watercolor style --ar 3:2
※プロンプトとは: AIに画像の内容を伝える指示文のことです。
※–ar とは: アスペクト比(縦横比)を指定するパラメータです。--ar 3:2 は横長の3対2を意味します。
4. 無駄な生成を減らす
Fast時間は生成のたびに消費されます。無駄を減らすためのコツは次のとおりです。
- 最初は簡潔なプロンプトで方向性を確認する
- 気に入った案だけをUpscale(拡大)やVary(バリエーション作成)に進める
- 参照画像や過去のプロンプトを保存して、再利用できるようにする
- 高負荷の機能(動画など)は、必要なときだけ使う
5. 必要な月だけ契約する
Midjourneyはサブスクリプションなので、制作が少ない月は解約や一時的なプラン変更を検討できます。プランの変更や停止の手順はアカウントページで確認できます。繁忙期だけStandardやProにして、閑散期はBasicに戻すといった使い分けも選択肢です。
6. 仕事で使うなら規約を先に確認する
企業利用の場合、年間売上による条件のほか、社内の著作権・コンプライアンス方針との整合も必要です。契約後に条件が合わないとわかると、プランの切り替えで余計な費用が発生するので、事前確認をおすすめします。
契約・支払い・解約で知っておきたい注意点
- 支払い方法: 一般的にクレジットカードなどで支払います。利用できる決済手段は公式の案内を確認してください。
- 更新日: サブスクリプションは自動更新です。年払いの場合、更新時に1年分が請求されるため、更新日を把握しておきましょう。
- プラン変更: アップグレードやダウングレードの扱い(日割りの有無など)は、公式ドキュメントで確認してください。
- 為替の影響: ドル建て請求のため、円安・円高で日本円換算の支払額が変動します。
- 解約後の扱い: 解約後は新規の生成ができなくなります。過去の画像の閲覧やダウンロードの扱いは、規約や仕様の変更があり得るため、解約前に必要な画像は保存しておくと安心です。
DiscordとWeb版の使い分けや基本操作を含めた全体像は、Midjourney AI完全ガイド!特徴・料金・使い方・プロンプトのコツを徹底解説も参考になります。
まとめ
- Midjourneyの料金は、Basic(約10ドル)、Standard(約30ドル)、Pro(約60ドル)、Mega(約120ドル)の月額4プランで、年払いなら約2割安くなる設定です。
- 恒常的な無料プランはなく、無料トライアルも不定期です。生成して使うには有料契約が基本と考えておきましょう。
- 枚数を気にせず使いたいならRelaxモードが無制限のStandard以上、作品を非公開にしたいならStealthモードのあるPro以上が目安です。
- 他ツールと比べる際は、月額だけでなく、画風、無料枠、商用利用の条件、ほかの用途との兼用のしやすさも判断材料にしてください。
- 料金や仕様は変わるため、契約前に必ず公式サイトと公式ドキュメントで最新情報を確認しましょう。
よくある質問
Midjourneyは無料で使えますか?
現時点で恒常的な無料プランはありません。過去に期間限定の無料トライアルが提供されたことはありますが、常時利用できるものではありません。再開の有無は時期で変わるため、公式サイトで最新の案内を確認してください。
Midjourneyの一番安いプランはいくらですか?
Basicプランが最も安く、月払いで約10ドル、年払いなら月換算で約8ドルが目安です。Fast時間は月約3.3時間でRelaxモードはありません。為替で円換算額は変わるため、最新価格は公式の料金ページで確認してください。
Midjourneyの料金は月払いと年払いのどちらがお得ですか?
年払いは月払いに比べて月換算で約2割安くなる設定です。1年以上使う予定があれば年払いが総額で割安ですが、前払いになります。まず月払いで使い勝手を確かめてから切り替える方法もあります。
Fast時間を使い切るとどうなりますか?
Standard以上のプランではRelaxモードで生成を続けられますが、待ち時間が長くなります。Basicの場合はRelaxがないため、追加のFast時間を購入するか、次の更新を待つ必要があります。追加料金は公式で確認してください。
Midjourneyで作った画像は商用利用できますか?
有料プランの契約者は、規約の範囲で商用利用できるとされています。ただし年間売上が一定額を超える企業はProまたはMegaが求められるなどの条件があります。詳細は公式の利用規約で必ず確認してください。


