2026年9月28日、AI開発ツール「Kiro」の最新バージョンがリリースされました。今回のアップデートでは、AIエージェントの拡張機能である「Power」の管理機能が大幅に強化され、CLI(コマンドラインインターフェース)からの操作や、セッション終了時の自動化など、開発者のワークフローを効率化する重要な機能が追加されています。
主要な変更点と新機能

1. Power管理の柔軟性向上
これまでチャット内での操作が中心だった「Power」のインストール・アンインストールが、CLIから直接実行可能になりました。
- 初心者向け: 複雑な設定画面を開かずに、コマンド一つでAIの機能を拡張できます。
- エンジニア向け: CI/CDパイプラインやスクリプトから
kiro-cliを呼び出し、環境に応じたPowerの動的な管理が可能です。
| 機能 | Before | After |
|---|---|---|
| Power管理 | チャット内のみ | CLI対応 |
| インストール | 手動選択 | コマンド実行 |
| 反映速度 | 再起動が必要 | 即時反映 |
2. 出力スタイルのカスタマイズ
設定画面からKiroの応答フォーマットを選択可能になりました。エージェントごとに最適な出力形式(コード重視、解説重視など)を切り替えることができます。
3. フルスクリーン表示の最適化
表示設定に「フルスクリーン」モードが追加され、マウスホイールによるスクロール速度を1〜3行単位で調整できるようになりました。長文のログやコードを確認する際の視認性が向上しています。
4. セッション終了時の自動化(SessionEndHook)
セッション終了時に特定の処理を実行する「SessionEndHook」が導入されました。これにより、一時ファイルの削除やログの保存といった後処理を自動化できます。
graph TD
A["セッション開始"] --> B["タスク実行"]
B --> C["セッション終了"]
C --> D["SessionEndHook起動"]
D --> E["クリーンアップ処理"]
影響と展望
今回のアップデートは、Kiroが単なるチャットツールから、開発環境に深く統合された「AIエージェントプラットフォーム」へと進化していることを示しています。特にCLI対応とフック機能の充実は、エンジニアが自身の開発環境をコードで管理(Configuration as Code)する流れを加速させるでしょう。
まとめ
- Powerの管理がCLI対応し、自動化が容易に
- エージェントごとの出力スタイル選択で生産性向上
- スクロール調整などUIの細かな改善
- SessionEndHookによるセッション終了時の自動クリーンアップを実現
- 信頼性向上(認証・レンダリング・セキュリティ)



