2026年9月30日、AI開発ツール「Kiro」の最新バージョンがリリースされました。今回のアップデートでは、待望の「Workflows」機能が導入され、複雑なタスクの自動化と再利用が容易になりました。また、セキュリティ面でも大幅な強化が図られており、開発者がより安心してAIを活用できる環境が整っています。
主要な変更点:Workflowsとセキュリティ強化

今回のアップデートの核心は、V3セッションにおける「Workflows」の導入と、CLI 2.26.0でのセキュリティチェックの厳格化です。
1. Workflows機能の導入
Workflowsとは、複数のステップからなるタスクを定義し、再利用可能にする機能です。これまで単発の命令で実行していた処理を、ワークフローとして保存・管理することで、開発効率が飛躍的に向上します。
- 初心者向け: よく使う作業手順を「レシピ」として保存し、いつでも呼び出せるようになります。
- エンジニア向け: 複雑なCI/CDパイプラインや環境構築手順をコード化し、チーム内で共有可能です。
2. セキュリティチェックの厳格化
V3では、HookやLSP(Language Server Protocol)ファイルへの書き込み、およびMCP(Model Context Protocol)ツールやシェルコマンド実行時の承認プロセスが厳格化されました。これにより、信頼できないワークスペースでの予期せぬ操作を未然に防ぎます。
比較表:ClassicセッションとV3の主な違い
| 機能 | Classicセッション | V3セッション |
|---|---|---|
| ワークフロー | 非対応 | 対応(再利用可能) |
| セキュリティ | 基本的な承認 | 厳格な承認チェック |
| UI/UX | ターミナル外依存 | ターミナルUI統合 |
| 移行ガイダンス | なし | 廃止通知と誘導あり |
ワークフローの実行フロー
graph TD
A["ユーザー入力"] --> B["Workflows起動"]
B --> C["承認チェック"]
C --> D["タスク実行"]
D --> E["結果出力"]
影響と展望
今回のアップデートにより、Kiroは単なるAIチャットツールから、開発ワークフローを自動化するプラットフォームへと進化しました。特にセキュリティの強化は、企業利用において非常に重要なステップです。今後は、コミュニティによるワークフローの共有や、より高度な自動化テンプレートの普及が期待されます。
まとめ
- Workflows機能により、多段階のタスクを再利用可能に。
- CLI 2.26.0でセキュリティチェックがより厳格化。
- Classicセッションは廃止予定のため、V3への移行が推奨。
- ターミナルUIへの統合で、開発フローがよりシームレスに。
詳細な設定方法や移行手順については、公式チェンジログをご確認ください。



