ショート動画を伸ばすコツは、編集テクニックよりも「仕組み化」です。
ネタ切れしない、編集で詰まらない、投稿が止まらない。
この状態を作れると、SNS流入が安定して、指名検索と被リンクのチャンスも増えます。
この記事では、長尺コンテンツ(対談、解説、レビュー、画面収録)を素材にして、
ショートを量産するためのAIツールを工程別にまとめました。
最後に、AI Tools Hub向けの「ショートからサイト回遊まで」導線設計も載せます。
- 結論:ショート量産は「8工程」に分けると最短
- 工程別のおすすめAIツール
- 1)収録:Riverside(安定して撮るほど後工程がラク)
- 2)文字起こしと台本編集:Descript(動画を文章として直す)
- 3)切り抜き自動化:OpusClip(長尺を一気にショート化)
- 4)スマホ編集と見栄え:Mirage(字幕だけでなく画作りも強い)
- 5)字幕テンプレとB-roll:Submagic(テンプレ型の量産に強い)
- 6)ブラウザ編集:Kapwing(チーム作業と軽編集に便利)
- 7)サクッと加工:VEED(スピード重視のWeb編集)
- 8)投稿と分析:Metricool(投稿を止めないための運用ツール)
- 独自設計:ショートを「サイト回遊」に変える導線テンプレ
- 運用KPI(これだけ見れば改善が回る)
- まとめ
結論:ショート量産は「8工程」に分けると最短
ショート制作は全部を1ツールでやろうとすると失敗しやすいです。
目的が違う機能を詰め込みすぎて、結局どれも中途半端になるからです。
なので、工程で分けて、強いところだけ使います。
- 収録(音質と安定が命)
- 文字起こし(字幕の土台)
- 台本編集(不要部分を削る)
- 切り抜き(ハイライト抽出)
- 字幕(テンプレと読みやすさ)
- 見た目(B-roll、図、オーバーレイ)
- 書き出し(縦横サイズ、画質)
- 投稿と分析(継続と改善)
工程別のおすすめAIツール
1)収録:Riverside(安定して撮るほど後工程がラク)

対談や解説の素材作りなら、まず収録の失敗を潰すのが最優先です。
画と音がブレると、字幕も切り抜きも全部やり直しになります。
- 向いている:ゲスト対談、セミナー、講義、ポッドキャストの動画版
- 強み:収録を安定させ、編集用の素材を作りやすい
- 最短の使い方:1回分を「長尺素材」として溜めて、後工程でショートを量産
2)文字起こしと台本編集:Descript(動画を文章として直す)

Descriptは「動画を文章として編集する」発想のツールです。
台本を直す感覚で、不要部分や言い淀みを削ると、ショート素材が一気に増えます。
- 向いている:話し言葉が長い、言い直しが多い、編集に時間が溶けがちな人
- 強み:テキスト編集感覚でカット、音声処理、字幕の土台作りが速い
- 最短の使い方:素材を取り込む → 要らない段落を削除 → ハイライト候補をマーク
3)切り抜き自動化:OpusClip(長尺を一気にショート化)

ここが「工場化」の中核です。
長尺からハイライトを抽出し、縦動画として整える工程をAIに任せます。
人間は、当たりのクリップだけ選んで微調整に集中します。
- 向いている:YouTubeの長尺を大量に持っている、対談が多い、編集時間が足りない
- 強み:切り抜き候補をまとめて作る、リフレームや字幕まで進められる
- 最短の使い方:まずは1本から複数案を出す → 当たりだけ残す → 定型テンプレで量産
4)スマホ編集と見栄え:Mirage(字幕だけでなく画作りも強い)

Mirage系は「字幕」だけのツールと思われがちですが、
実際はスマホで完結する編集の速さが武器です。
撮ったらその場で整えて出す運用に向いています。
- 向いている:短時間で出したい、外出先でも投稿したい、顔出し編集が多い
- 強み:字幕、編集、見た目調整を一気に進めやすい
- 最短の使い方:テンプレを固定して、毎回同じ型で作る
5)字幕テンプレとB-roll:Submagic(テンプレ型の量産に強い)

ショートの視聴維持は、字幕の読みやすさでかなり変わります。
SubmagicはテンプレとB-rollなど、見た目を一定品質に揃えるのが得意です。
- 向いている:字幕の見た目を固定したい、B-rollで情報密度を上げたい
- 強み:字幕テンプレを揃えやすい、短尺向けの編集に寄っている
- 最短の使い方:字幕テンプレを1つ決める → 量産 → 当たりだけ上位テンプレに変更
6)ブラウザ編集:Kapwing(チーム作業と軽編集に便利)

チームで回す場合、編集環境を揃えるだけで時間が溶けます。
Kapwingはブラウザで扱えて、軽い修正やテンプレ運用がしやすいのが良さです。
- 向いている:複数人で回す、外注と共同作業する、テンプレ運用したい
- 強み:ブラウザ完結で共有しやすい、軽い編集が速い
- 最短の使い方:タイトルと字幕の型をテンプレ化して、差分だけ触る
7)サクッと加工:VEED(スピード重視のWeb編集)

VEEDは「とりあえず早く整えて出す」用途で刺さりやすいWeb編集ツールです。
素材が整っている前提なら、スピード勝負の運用で便利です。
- 向いている:短時間の軽編集、字幕の微修正、サイズ調整
- 強み:Webで完結、必要な加工をさっと終えやすい
- 最短の使い方:切り抜き済み素材の仕上げ工程だけに使う
8)投稿と分析:Metricool(投稿を止めないための運用ツール)

ショートは「作る」より「出し続ける」が難所です。
Metricoolのような運用ツールで投稿を整え、数字を見て改善するだけで安定します。
- 向いている:複数SNSへ同時展開する、投稿数が多い、分析して改善したい
- 強み:スケジュールと分析を一つにまとめやすい
- 最短の使い方:投稿曜日と本数を固定 → 伸びた動画だけ型を寄せる
独自設計:ショートを「サイト回遊」に変える導線テンプレ
AI Tools Hubのようなサイト運用なら、ショートの目的は再生数だけではありません。
ショートで興味を作って、サイトで比較と深掘りに繋げるのが強いです。
この導線だけ先に決めると、動画作りがブレません。
導線の型(おすすめ)
1)ショートのテーマは「1ツール1結論」にする
2)コメント固定は「比較記事」へ誘導する
3)サイト側は冒頭に結論ブロックを置く(おすすめ、向く人、向かない人)
4)最後に次の記事へ回す(同カテゴリ3本)
固定コメント例(コピペ用)
このツールの比較と導入手順は、まとめ記事に整理しています。
「ツール名 比較」で探すより早いです。
リンクはプロフィールへ。
運用KPI(これだけ見れば改善が回る)
- 制作KPI:1本の長尺から作れるショート本数
- 投稿KPI:週あたり投稿本数(まずは固定)
- 反応KPI:視聴維持率、保存数、プロフィール遷移
- サイトKPI:指名検索、比較記事の回遊率、滞在時間
まとめ
ショート量産の勝ち筋は、編集の上手さではなく工程分割とテンプレ運用です。
Riversideで素材を安定させ、Descriptで土台を作り、OpusClipで切り抜きを量産し、
MirageやSubmagicで見た目を揃え、KapwingやVEEDで仕上げ、Metricoolで投稿と改善を回す。
このラインができると、投稿が止まらなくなります。

